「SATC」女優シンシア・ニクソン、ニューヨーク州知事選に出馬
2018年4月3日 21:30
[映画.com ニュース] 「セックス・アンド・ザ・シティ」のミランダ役で知られる米女優シンシア・ニクソンが、ニューヨーク州知事選への立候補を表明した。
「ストーンウォール・インLGBTQ集会」や「ウィメンズ・マーチ」といった抗議デモへの参加をはじめ、LGBTQに焦点を当てた人権活動に積極的なことから、かねて政界進出が噂されていたニクソンは3月19日(現地時間)、自身のTwitterで正式に出馬を宣言した。
ニクソンはツイートとともに投稿した動画のなかで、「私はニューヨークを心から愛しています。シングルマザーのもと、この街で育ち、今は私自身がここで子育てをしています。公立学校出身であることも、子どもを公立学校に通わせている母親であることも誇りに思う私ですが、現在ニューヨークに暮らす子どもたちは、私に与えられたようなチャンスを得られていません。いまやニューヨークは、全国で最も貧富の格差が大きい州となってしまいました。医療制度の見直しや大量投獄を終わらせること、地下鉄の補修など取り組むべき課題が山ほどあるなか、市民よりもマスコミの報道や権力のことばかりを考えている政治家にはもううんざり。今こそ変化が必要です」と意気込みを語っている。
11月の州知事選挙に先立ち、まずは9月に開かれる米民主党の予備選で、現職のアンドリュー・クオモ知事と党の候補者指名を争うことになるニクソンだが、ニューヨークのケーブルテレビ局NY1が報じたところによると、早くも選対本部を立ち上げ、現ニューヨーク市長ビル・デブラシオ氏の選挙運動に携わったベテランを起用したとのこと。ニューヨーク州初の女性知事誕生となるか、選挙戦の行方に注目が集まる。