淵上泰史が大杉漣さんら「バイプレイヤーズ」俳優から学んだこと
2018年3月3日 07:30
[映画.com ニュース]中村明日美子氏のボーイズラブ漫画を実写映画化した「ダブルミンツ」が3月2日、愛知県で開催中の「ええじゃないか とよはし映画祭2018」で上映された。メガホンをとった内田英治監督、ダブル主演の淵上泰史と田中俊介(BOYS AND MEN)、共演の冨手麻妙が開発ビルでトークイベントを行った。
「下衆の愛」の内田監督が、同級生」などで知られる中村氏の人気漫画を映画化した本作は、同じ読み方の名前を持つ2人の男の愛憎をつづるサスペンス。主演2人の印象を問われた冨手は、田中に視線を移し「原作通りだったというか。改めて原作を読んだら、(主人公が)田中俊介にしか見えなかった」と称賛。さらに淵上の現場での印象を「大先輩ですが、こんなにクールな顔をして、オフの時はふざけたことをしてくれる。どうやったらスイッチの切り替えができるのだろうと思っていました」と明かした。
これに対し淵上は、「違うんですよ。いろんな大先輩方が、ふざけているんですよ」と告白。「亡くなられた大杉漣さんもふざけていたし、田口トモロヲさんも、光石研さんも、松重豊さんも。あんなに真面目に見えるじゃないですか。でも本番ギリギリまで『淵上くん、昨日何食べたの? 昨日何たべたの?』。で、すぐ本番にいく(笑)。先輩方を見ていると、ふざけることで余裕をもたせている。しっかり準備しているからこそ、ふざけられるんだなと思う」と先輩俳優の現場での佇まいから、多くを学んだことを明かした。
一方の田中は、「僕は前々から『愛知県出身なので、どうしても出たい』と言っていた」と本映画祭への思いを明かし、「今日は念願です!」と参加の喜びを噛み締める。早速「名古屋からだと、豊橋まで車で1時間半くらいかかりますね」とノリノリで豊橋トークを開始したが、すかさず淵上が「“ボイメンカー”ってやつでしょ?」と田中の移動手段をいじりはじめる。淵上が「今日、僕が先に会場に着いて、『あれ、田中くんは?』と聞いたら、『今ボイメンのリムジンカーで向かってます』と言われた(笑)」と続けると、「リムジンじゃないです! バンです! バン!」と猛ツッコミ。場内が大爆笑に包まれるなか、田中は「いつもいじってくるんですよ~」と嘆いていた。
「ええじゃないか とよはし映画祭2018」は、3月4日まで開催。