デンゼル・ワシントン「マッドバウンド」脚本家の新作でメガホンか
2018年1月30日 15:30
[映画.com ニュース] 米ソニー・ピクチャーズが、ダナ・カネディのベストセラー小説「A Journal for Jordan: A Memoir of Love and Loss(原題)」を映画化する新作に、「マッドバウンド 哀しき友情」でアカデミー賞脚色賞にノミネートされているバージル・ウィリアムズを起用した。
米Deadlineによれば、本作はデンゼル・ワシントンがプロデュースし、ワシントンは監督としてメガホンをとることも検討しているという。
2008年に出版された原作は、ピュリッツァー賞受賞ジャーナリストのカネディと、米軍曹長チャールズ・モンロー・キングの恋愛を描いた実話。イラク戦争に赴いたキングは06年、カネディとの間に生まれた息子ジョーダンが生後7カ月の時に戦死したが、息子宛に遺した日記が発見された。
脚色を手がけるウィリアムズは、「マッドバウンド」をディー・リース監督と共同執筆した。同作は、第2次世界大戦直後のミシシッピで綿花農場を営む白人一家と、そこで働く黒人一家がそれぞれの苦悩と向き合う姿を描いたヒューマンドラマで、アカデミー賞助演女優賞(メアリー・J・ブライジ)、脚色賞(ウィリアムズ&リース)、撮影賞(レイチェル・モリソン)、主題歌賞の4部門にノミネートされている。
ワシントンは、16年の監督第3作「フェンス」(ワシントン&ビオラ・デイビスが共演)がアカデミー賞で作品賞を含む4部門にノミネートされ、デイビスが助演女優賞を受賞した。また、ワシントンは主演した新作「Roman J. Israel, Esq.」で現在、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされている。