「シェイプ・オブ・ウォーター」予告編公開！　声が出せない女性と不思議な生き物の壮大な愛

(C)2017 Twentieth Century Fox

［映画.com ニュース］　第75回ゴールデングローブ賞で2部門に輝いたほか、1月17日現在67受賞・190ノミネート（IMDbより）と賞レースを席巻中の「シェイプ・オブ・ウォーター」の日本版予告編と新ポスターが、公開された。

「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロが監督・脚本・製作を手がけ、2017年・第74回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したファンタジックなラブストーリー。清掃員として政府の極秘研究所に勤める女性イライザと不思議な生き物の種族を超えた運命的な愛をつづる。「パディントン」シリーズや「僕と世界の方程式」など良作が続くサリー・ホーキンスが主人公のイライザを演じるほか、「ノクターナル・アニマルズ」の怪演が記憶に新しいマイケル・シャノン、「ドリーム」「gifted ギフテッド」のオスカー女優オクタビア・スペンサーらが出演する。

予告編は、水中で眠るイライザをとらえた不思議なカットから始まる。幼少期のある事件によって口がきけなくなり、清掃員として淡々とした生活を送るイライザは、職場である研究所に秘密裏に搬送された奇妙な生き物と出合ったことから不思議なつながりを感じ、言語や種族を超えた愛で結ばれていく。だが幸せもつかの間、生き物に解剖の危機が迫り、イライザは苦悩する。

デル・トロ監督らしい美しさとおどろおどろしさが同居した映像美を堪能できるほか、イライザが親友のジャイルズ（リチャード・ジェンキンス）に対し、涙ながらに「彼は不完全な私じゃなく、ありのままの私を見てくれる」「彼を助けなければ、私たちも人間じゃないわ」と訴える重要シーンも収められている。

新ポスターでは、水中でしっかりと抱き合うイライザと不思議な生き物の姿が美しく描かれている。「切なくとも愛おしい愛の物語。」というキャッチコピーがそっと添えられており、シンプルながら芸術的なデザインとなっている。

「シェイプ・オブ・ウォーター」は、3月1日から全国公開。