クズ男怪演の岡田将生、2018年は“毒舌家”に転向!?

2018年1月13日 15:22


舞台挨拶に立った岡田将生、木村文乃、佐々木希
舞台挨拶に立った岡田将生、木村文乃、佐々木希

[映画.com ニュース] 柚木麻子氏による恋愛小説を実写映画化した「伊藤くん A to E」の公開記念舞台挨拶が1月13日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われ、ダブル主演の岡田将生木村文乃、共演の佐々木希志田未来池田エライザ夏帆田中圭中村倫也、メガホンをとった廣木隆一監督が出席した。

12日に全国165スクリーンで封切られた今作。スランプに陥ったアラサー脚本家・矢崎莉桜(木村)が、イケメンだが中身は超クズ男である伊藤くん(岡田)との関係に悩む4人の女性、A(佐々木)、B(志田)、C(池田)、D(夏帆)をネタにドラマ脚本を書こうと試みるが、やがて自らも「5番目の女=E」として翻ろうされていく姿を描いた。

「のどが不調」だという岡田は、ところどころかすれた声で話し客席の笑いを誘う。クズ男・伊藤くんを演じただけに、対面した女優陣から「伊藤くんにストーキングされ、『どうなっても知らないからな』と言われるシーンがあります。(芝居だが)心から気持ち悪いと思った」(志田)など容赦なく酷評され、岡田は「ちょっと待って、悪口言う感じ?」と消え入るような声量で抗議し場内を沸かせた。

それでも岡田は、「伊藤くんは自己中心的ですが、自分の世界を持っているのはあこがれ。うらやましい部分もあり、演じ甲斐があり楽しかった」と晴れやかな表情をのぞかせる。物語については「もがいている人は、きれいな人を見るよりも心に響く。登場人物の心情を、皆さんに感じていただけると思います」といい、「僕にとってすごく大切で、挑戦した作品。みなさんの心に残ってくれたら幸いです」とアピールに努めていた。

さらに登壇陣には「2018年に変わりたいと思っていることは」との質問が。志田と夏帆はともに「髪を伸ばしたい」と答え、佐々木は「物語の女性たちはみんな、当たって砕けて無様。でもその先に成長があったり、かっこよくも見えました。私も失敗を恐れず、どんなことにも挑戦したい」と述べる。続けて池田は「17年はコラムなどを執筆するお仕事が多かった。家から出ない日も多くインプットも足りないので、18年はまず家から出る」と反省を踏まえて語り、木村は「いっそ無様になって、やりたいことを積み上げていければなと。見たことのない木村文乃を、見せます!」と真摯に明かしていた。

そして岡田は、「毒を吐き続ける」と意外な回答で一同を驚かせた。「自分のなかで溜め込んでしまうタイプなので、溜めないよう毒を吐き続ける年にしたい」と説明すると、木村は「試しに練習してみてよ」と無茶ぶり。岡田は「なんでこんな大事な日に、のどをやっちゃっているんだ!」と毒づいたものの、「あ、これは自分のことか」とセルフツッコミをいれ、「まあ、少しずつやっていこうかと思います」とステップアップを誓っていた。

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