佐藤浩市、6年ぶり主演連ドラ「石つぶて」は「血湧き肉躍る」

2017年10月26日 21:33


「外務省機密費詐取事件」を題材にした社会派ドラマ
「外務省機密費詐取事件」を題材にした社会派ドラマ

[映画.com ニュース]ノンフィクション作家・清武英利氏の著書をWOWOWがドラマ化した「石つぶて 外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち」の完成披露試写会が10月26日、東京・品川のGRAND HALLで行われ、主演の佐藤浩市、共演の江口洋介、北村
一輝、萩原聖人飯豊まりえ、演出を手がけた若松節朗監督が舞台挨拶に出席した。

2001年に発覚した「外務省機密費詐取事件」を題材にした社会派作品。警視庁捜査二課の刑事・木崎(佐藤)やその上司・斎見(江口)たちが、組織に抗いながら同事件を掘り起こし、“三悪人”と呼ばれる外務省役人の悪事に迫るさまをハードボイルドに描いた。

約6年ぶりに連続ドラマ主演を果たした佐藤は、「役者人生、あと何年残っているかわからないですが、自分がやりがいがあると思う、チャレンジングな作品で何ができるか」と矜持をのぞかせ、骨太のノンフィクションを映像化することに「血湧き肉躍る」と表情を引き締める。一方で豪華キャストと対峙する撮影には「毎日しんどい」と苦笑を浮かべ、「肌が焼けるような人との距離感、セリフ。そういったことを消化するしんどさ。そのしんどさの先に、クランクアップという桃源郷がある。そのために僕は頑張っています」とぶっちゃけていた。

さらに、佐藤とは初共演となった江口は、「8時間の映画を撮っているくらいやっていて、もう顔も見たくない」とジョーク交じりに濃密な時間を振り返り、「こんなチャンスは、ほかにない。佐藤さんの背中を見ながら、同じ俳優として共演できることが嬉しい」と充実の面持ちだ。刑事役に初挑戦した飯豊は、「私が業界用語をまったく知らなくて、佐藤さんに教えてもらったりしています」とほほ笑ましいエピソードを披露。「このキャストから選ぶ理想の上司は?」と問いかけられると、熟考しながら「江口さん演じる斎見係長は、すごく好き。背中を押してくれるので」と答え、これに江口は「何かおごってあげるね」と笑っていた。

続けて登壇陣には、物語にちなみ「自身の保秘(隠している秘密)は?」との質問が。佐藤は「さすがに、37年役者をやっていますと、『この作品、出なきゃよかった』という作品は……」と口火を切ったが、即座に「保秘です!」と切り返し、客席の笑いを誘う。そんな様子に、江口らは「一番いい答え」と感心しきりだった。

また佐藤は、「『こんな刑事、いるの?』と思うかもしれませんが、原作の清武さんは『本物はこんなもんじゃない』と。これをただの刑事ドラマだと思って見ると、ヤケドします」と不敵な笑みを浮かべ、「今日はプロ野球ドラフト会議の日。清宮(幸太郎)くんは日本ハムが交渉権を獲得しました。しかし本作は、清宮くんより清武さん」とユニークな語り口でアピールに努めていた。連続ドラマW「石つぶて 外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち」は、11月5日からWOWOWで毎週日曜午後10時放送。

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