深夜のトーク番組対決で米CBSが95年ぶりに勝利

2017年6月4日 23:30


痛烈な社会風刺が持ち味
痛烈な社会風刺が持ち味

[映画.com ニュース] アメリカの深夜のトーク番組戦線に異変が起きたと、ハリウッド・レポーター紙が報じた。

米主要ネットワーク局は、ニュース番組が終了した午後11時台から一斉にトーク番組を放送することで知られている。人気No.1は1954年にスタートした、史上最古のトーク番組として知られる「ザ・トゥナイト・ショー」で、14年からは今年のゴールデングローブ賞授賞式でも司会を務めたジミー・ファロンがホストを務めている。

しかし、16年から17年の米テレビシーズンで、ライバル局CBSの「ザ・レイト・ショー」が平均視聴者数319万5000人で首位を獲得。「ザ・トゥナイト・ショー」との差はわずか2万2000人ながら、94~95年のテレビシーズン以来となるトップに輝いた。

最大の要因は、15年から司会を務めるスティーブン・コルベアだ。米コメディチャンネルの「ザ・デイリー・ショー」で無知な共和党支持者というキャラクターを演じて人気を博しているが、痛烈な社会風刺が持ち味。一方、「ザ・トゥナイト・ショウ」のファロンは自他共に認める八方美人だ。

大統領選挙中、ファロンはドナルド・トランプ候補をゲストに呼び、人気アップに貢献。一方のコルベアは、連日トランプ大統領をこきおろして笑いを取っている。米国民のあいだでトランプ大統領の支持率が落ち込むなか、そのアプローチの違いが視聴率の差となって出たようだ。

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