「エクス・マキナ」ソノヤ・ミズノ、アジア系大富豪の恋愛描く「Crazy Rich Asians」に出演
2017年4月17日 12:00
[映画.com ニュース] 「エクス・マキナ」(2015)で注目を集めた日系イギリス人女優ソノヤ・ミズノが、アジア系の大富豪の恋愛模様を描く「Crazy Rich Asians(原題)」に出演すると、米ハリウッド・レポーターなどが報じている。
映画は、シンガポール人作家ケビン・クワンの同名人気小説を原作にしたもの。米ニューヨークに住む中国系アメリカ人のレイチェルが、シンガポール出身の恋人ニック・ヤンが実は大富豪であったことから窮地に追い込まれるさまを描く。「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」のジョン・M・チュウ監督がメガホンをとった。
ニックの親友コリンの結婚式に出席するためシンガポールを訪れたレイチェルは、ニックが信じがたいほど裕福な名家の一員で、アジア圏での「結婚したい独身男性第1位」であることを初めて知る。それは、レイチェルを失墜させようとするヤン一族や、シンガポール社交界の独身女性たちのとの闘いの始まりを意味していた。ソノヤは、コリンのフィアンセ役を演じる。
日本人の父親とイギリス人の母親を持つソノヤは、東京で生まれ、英サマーセットで育った。20歳でバレエダンサーからモデルに転身し、アレックス・ガーランド監督がメガホンをとった「エクス・マキナ」の女性型ロボット、キョウコ役で銀幕デビューを飾る。その後「ハートビート」(16)に出演し、「ラ・ラ・ランド」(16)ではエマ・ストーンのルームメイト、ケイトリンに扮した。出演したエマ・ワトソン主演の「美女と野獣」が公開を控えている。
レイチェル役をシットコム「フアン家のアメリカ開拓記」で人気の女優コンスタンス・ウー、ニック役をシンガポールとマレーシアで育った俳優ヘンリー・ゴールディング、ニックの批判的な母親役をマレーシア出身の名女優ミシェル・ヨーが演じる。今作はキャスト全員がアジア系になる予定だ。