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◆2017/4/1更新
仲代達矢、生涯最高ギャラ「乱」での黒澤監督の思い出は「バカたれ。あがるな。もう一度」
巨匠の思い出を語ったふたり
  黒澤明監督の「」4Kデジタル修復版が4月1日、東京・YEBISU GARDEN CINEMAで封切られ、主演の仲代達矢とスクリプターの野上照代さんが上映後にトークショーを行った。

  黒澤監督が、シェークスピアの「リア王」をベースに毛利元就の故事「三本の矢」に着想を得て描いた構想10年、総製作費26億円以上を投じた1985年公開のスペクタクル時代劇。4K版を見た仲代は、「やっぱり画(え)がきれいになって、音も良くなっている。撮った時は51歳だったけれど、最近作った映画のように新しい」と感心した。

  連日、メイクに4時間をかけた「」での黒澤監督の思い出は「バカたれ、あがるな、もう一度かなあ」と苦笑い。「ある時、山崎努と3人で飲んでいて、酔った勢いで『あがるなと言われると、役者は余計に肩に力が入る』と進言したら、『あっ、そう。明日からやめる』とおっしゃられていたが、2、3日後には戻っていた。ダメだこりゃと思った」と当時のエピソードを明かした。

  黒澤監督には、俳優座養成所時代に端役ながら「七人の侍」(1954)に抜てきされ映画デビューしただけに、「あの時は2秒くらいしか出ていないけれど、歩き方から相当やられましたね。でも、あれで役によって歩き方が違うということを学んだ」と感謝。「」は、「60年以上俳優をやっていて、一番多く出演料を頂いた」作品であることも明かし、「これまで日本のいろんな監督に育ててもらったが、黒澤先生には特に厳しく育ててもらった」と恩師に思いをはせた。

  一報、「羅生門」で黒澤監督に出会い、「生きる」以降の全作品で黒澤組に参加した野上さんも、「『七人の侍』の時も、さんざんセリフが聞こえないと言われた三船(敏郎)さんのセリフがよく聞こえるんだから、大変なもの。4Kがあって良かった。黒澤さんや三船さんに見せたらどんなに喜ぶか」とジョーク交じりに絶賛。「」ではプロダクションマネジャーとして、プロデューサーのセルジュ・シルベルマンら製作出資した仏サイドとの仲介役も務め、「黒澤さんは、プロデューサーを敵対視していたから私がなだめていただけ。シルベルマンはいい仕事をしたんだから、もう少し優しくしてあげれば良かったのに」と振り返っていた。

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