戸田恵子、「アンパンマン」の歴史に隔世の感「波瑠さんが生まれた時は始まっていたんだ」
2016年7月2日 14:30
[映画.com ニュース] 人気アニメ映画シリーズの第28作「それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ」が7月2日、初日を迎え、レギュラーの戸田恵子、中尾隆聖とゲスト声優を務めた女優の波瑠、漫才コンビ「中川家」が舞台挨拶を東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で行った。
波瑠はアニメ声優初挑戦だったが、「とても難しかったけれど、楽しくできました。完成品を見て、素敵なお仕事をさせていただいたと思いました」と満足げ。親子連れでいっぱいとなった客席を見渡し、「小さいお友達がたくさんで、リラックスできますね」とほほ笑んだ。
子どもの頃はアンパンマンのファンだったそうで、「皆大好きだけれど、特にどんぶりまんトリオ(てんどんまん、カツドンマン、かまめしどん)が好きです。ビデオも持っています。トリオが好きなんです」というこだわりも披露。だが、アンパンマン役の戸田は「30年近くやっているから、波瑠さんが生まれた時にはもう始まっていたんだよねえ」としみじみ話した。
それでも、波瑠が担当したルンダを例にとり「ルンダは人に何かをしてもらうのが当たり前のお姫さまだけれど、魔法のスティックをなくして皆が一生懸命探してもらうことで成長します。皆さんも、誰かのために頑張る勇気を学んでいただけたと思う」と強調。そして、「原作者のやなせ(たかし)さんは常々、人に喜ぶことをやりなさいとおっしゃっていました。私たちもその思いを胸に頑張っていきます」とアピールしていた。