誰もが知る昔話の裏側をシュールに描くショートアニメ「いっぽう日本昔ばなし」が配信開始

2016年6月8日 23:45


誰もが知る昔話の裏側をシュールに描く
誰もが知る昔話の裏側をシュールに描く

[映画.com ニュース] テレビアニメ「闇芝居」や「おなら吾郎」などを手がけるアニメーション作家・谷口崇の新作「いっぽう日本昔ばなし」が、動画配信サービスのUULAとゲオチャンネルで全12話の配信を開始した。公式サイトでは、第1話「桃太郎」が無料配信されている。

同作は、昔話「かぐや姫」で月に帰るかぐや姫をおじいさんとおばあさんが見送る一方で、かぐや姫に求婚した貴公子たちが「それほど好きでもなかった」と強がりを言ったり、「わらしべ長者」で屋敷を手に入れた長者がその後も物々交換を続けたところ謎の銅像を入手したりするなど、誰もが知る昔話のメインストーリーの裏側で繰り広げられる「どうでもいい話」を、独特なタッチと世界観で描くショートアニメ。谷口監督は、作画と登場人物のキャストもひとりでこなし、アニメーション制作は谷口監督が所属するイルカが担当している。

谷口監督は「子どものころから日本の昔話が大好きで、当時放送されていた(昔話を題材とした)テレビアニメも、2~3週に一度は必ず観ていました。それから20年、昔話への思いは膨らみ続け、今回、その思いのすべてをぶつけさせていただきました」と制作の動機を振り返っている。

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(C)谷口崇/エイベックス・ピクチャーズ

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