米ディズニー「SW ローグ・ワン」追加撮影を要請 公開日の延期はなし
2016年6月3日 12:00
[映画.com ニュース] 米ウォルト・ディズニーが今冬に世界公開する「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」(ギャレス・エドワーズ監督)の追加撮影を要請したと、ハリウッド・レポーター誌が報じた。
同作は、「スター・ウォーズ」シリーズとしては初めてのスピンオフで、反乱同盟軍の有志がデス・スターの設計図を奪うというストーリー。関係者によれば、内覧試写を見たディズニーの重役が従来の「スター・ウォーズ」のムードとのズレを感じたという。「戦争映画的すぎる」と理由を挙げ、軽い要素を盛り込んで全体のムードを明るくことを要求。6月中旬から数週間におよぶ追加撮影が行われることになった。
ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長は当初、スピンオフでは「スター・ウォーズ」世界を題材にしたジャンル映画を目指すと語っていた。だが、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」が世界累計興行収入20億ドルという大記録を樹立してしまったため、親会社のディズニーは「ローグ・ワン」にも同様の成績を期待するようになり、クリエイティブ面での自由度が低くなったのではないかと見る向きもある。
「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」は、12月16日から公開。