ニコラス・ホルト主演のサリンジャー映画にサラ・ポールソン

2016年5月8日 12:30

［映画.com ニュース］　人気ドラマ「アメリカン・ホラー・ストーリー」シリーズや映画「キャロル」に出演している女優サラ・ポールソンが、米作家J・D・サリンジャーの伝記映画「Rebel In The Rye（原題）」に出演することがわかった。

同作は、「マッドマックス怒りのデス・ロード」のニコラス・ホルトが、サリンジャー役で主演。ケネス・スラウェンスキー著の評伝「JD Salinger: A Life」（邦訳は晶文社刊「サリンジャー　生涯91年の真実」）をもとに、代表作「ライ麦畑でつかまえて」の創作背景と、40代半ばで文壇から姿を消したサリンジャーの謎に包まれた人生を描く。

米Deadlineによれば、ポールソンはサリンジャーのキャリアを支え続けたエージェント、ドロシー・オルディング役を演じる。また、ケビン・スペイシーが、サリンジャーに多大な影響を与え才能を開花させた、コロンビア大学の教授で文芸誌ストーリーの編集者ホイット・バーネット役で出演。ほかに、ブライアン・ダーシー・ジェイムズ（「スポットライト　世紀のスクープ」）、ビクター・ガーバー（「ボーダーライン」）、ホープ・デイビス（「アバウト・シュミット」）が共演する。

「大統領の執事の涙」「ハンガー・ゲーム FINAL」完結編2部作の脚本家で俳優のダニー・ストロングが自身の資金で原作の映画化権を購入しており、自ら脚色するほか、長編初メガホンをとる。「アメリカン・ビューティー」のプロデューサー、ブルース・コーエンが製作を手がける今作は今週、ニューヨークでクランクインする。