「ズートピア」日本限定キャラの声は芋洗坂係長!各国のご当地キャラも発表
2016年4月5日 05:00
[映画.com ニュース]ディズニー・アニメーションの長編最新作「ズートピア」の吹き替え声優が追加発表され、ニュースキャスターのマイケル・狸山の声をお笑い芸人の芋洗坂係長が務めることが明らかになった。タヌキのマイケルは、日本版だけに登場するキャラクター。同様に特定の国で上映されるバージョンにのみ登場するご当地キャラクターが、マイケルを含め全5キャラクターいるという。
今回の起用は、日本の典型的なサラリーマンを模したマイケルのルックスが芋洗坂係長に似ていたことから、ディズニーが熱烈オファーし実現した。芋洗坂係長は「だから私のところに(オファーが)来たんだなと思いましたよ。これは自分がモデルになったんじゃないかと思うくらい、似ていましたから」とキャラクターの印象を語る。さらに、声優初挑戦のため「『これはすぐにできるだろう』と思ったが、そうは問屋が卸しませんでしたけどね。キャラクターの空気感に声を合わせなきゃいけないというのがすごく難しいところでした」とアフレコの苦労を語った。
各国のご当地キャラクターは日本のタヌキをはじめ、アメリカとカナダがムース、オーストラリアがコアラ、中国がパンダ、ブラジルがジャガーとなっている。バイロン・ハワード監督とリッチ・ムーア監督は、「日本特有のキャラクターを探している時に、ちょっといたずら好きでずる賢く、それでいて茶目っ気があり頭の良い不思議な雰囲気を持つ動物を見つけ、それがタヌキでした」とタヌキを用いた経緯を説明。そして「世界各国でその土地独自のキャラクターを設定したのは、より映画を身近に感じてもらいたいという思いからです。様々な動物たちが大都会で共存している世界を描いているので、国際色豊かな壮大な世界に仕上げたいと思いました」と制作目的を明かした。
上戸彩、お笑いコンビ「サバンナ」の高橋茂雄らが吹き替え声優を務める映画「ズートピア」は、動物たちが高度な文明社会を築いた都市「ズートピア」を舞台に、ウサギの女の子ジュディが警察官になるという夢を叶えるために奮闘する姿を描くファンタジー。4月23日公開。