浅野忠信＆樹木希林、アジア・フィルム・アワードを受賞!!

［映画.com ニュース］　アジア全域を対象とした第10回アジア・フィルム・アワード授賞式が3月17日、マカオで開催され、俳優の浅野忠信が最優秀助演男優賞、女優の樹木希林が特別功労賞を受賞した。

浅野は「岸辺の旅」での受賞。すでにハリウッドデビューを果たし、国際派俳優として活躍しており、英語で「この会場にいらっしゃる、素晴らしい俳優、女優、監督の皆さん、そして素晴らしい功績のスタッフの方々と一緒に仕事をしたい。その準備はできています！」と、アジアを代表する映画人たちに熱くアピールした。

樹木が受けた特別功労賞は、アジアの映画界で長年にわたり芸術、文化、商業的に多大なる業績と顕著な実績を残す、極めて優れた映画人を称えるもの。和装で登壇した樹木は、「海街diary」や「海よりもまだ深く」（5月21日公開）などをともにしてきた是枝裕和監督からトロフィーを手渡され、「今夜の授賞式を素晴らしいものにするために、たくさんの人たちが駆けずり回り、心を砕いていました。私がいただいた功労賞は、そっくりそのままその方たちに差し上げます」とコメント。「トロフィーはひとつしかないので持って帰ります。ありがとう」と笑顔で締めくくった。

同アワードは、アジア・フィルム・アワード・アカデミーが主催する、アジア映画を対象とした映画賞。10回目の節目を迎えたセレモニーには、アジア各国・地域の映画人が集結した。ホウ・シャオシェン監督の「黒衣の刺客」が最優秀作品賞、最優秀監督賞を含む8部門を受賞し、最優秀主演男優賞には「インサイダーズ　内部者たち」（現在公開中）のイ・ビョンホンが輝いた。