「僕だけがいない街」スタッフも驚く藤原竜也の神業を収めたメイキング映像
2016年3月17日 08:00
[映画.com ニュース] 三部けい氏の人気コミックを実写映画化した「僕だけがいない街」で、主人公・藤沼悟を演じる藤原竜也がアクションシーンに臨んだ撮影場面のメイキング映像が公開された。
同作は、ある事件や事故の原因を取り除くまで何度でも時間がさかのぼる「リバイバル」という謎の現象に巻き込まれた、売れない漫画家の藤沼悟が主人公。母親を殺害されたことをきっかけに現在と過去を行き来しながら、18年前の小学生時代に起こった連続誘拐殺人事件と、母親を殺した犯人の真相に迫っていくミステリーサスペンス。
公開されたメイキング映像は、悟が母親を殺した犯人だと疑われて警察に追われる場面の撮影シーン。路地に逃げ込んだ悟は、追手に対して足元にあったゴミ箱を投げて応戦するが、バランスを崩して転倒。その直後に過去への「リバイバル」が発生するという重要な局面だ。
映像では、転ぶ場所や、どうしたら転ぶシーンが自然に見えるかなど、アクション演技について、藤原が平川雄一朗監督やアクション監督の小池達朗と何度も議論を重ね、その結果、迫真のアクションシーンが生まれることが見て取れる。しかし、この映像にはさらに藤原の神業とも言える対応が映り込んでいる。
それは、藤原とともに倒れたゴミ箱がカメラの前をさえぎった際、藤原が演技を続けながら自らの顔が映るよう、瞬時にゴミ箱をどかすというというもの。カットがかかると周囲からは藤原の臨機応変な対応に思わず笑いが起こるが、この対応で撮影は一発OKになっている。
「僕だけがいない街」は3月19日全国公開。