故デビッド・ボウイさん、「ロード・オブ・ザ・リング」のオーディションを受けていた

写真：Everett Collection/アフロ 写真：ZUMA Press/アフロ

［映画.com ニュース］　1月10日に死去した世界的ロックスターのデビッド・ボウイさんが、ピーター・ジャクソン監督のファンタジー大作「ロード・オブ・ザ・リング」3部作のオーディションを受けていたことがわかった。

同シリーズでホビット族のメリー役を演じたドミニク・モナハンが、米ハフィンポストのインタビューで明かしたもの。モナハンは同作のオーディションのため、英ロンドンのキャスティング事務所の受付にいた時の事を、「雑誌を読みながら待っていたら、デビッド・ボウイがやってきて、ちょっとしたリストにサインをして中に入っていったんだ」と述懐した。

さらに「ガンダルフ役のオーディションだと思うな。それ以外の役どころなんて考えられないけど、他のキャラクターだったかもしれない」と予想。「僕はデビッド・ボウイの大ファンで、幸運にも彼の息子（映画監督のダンカン・ジョーンズ）と知り合えたけど、本人に直接会えたことは僕にとってすごく特別なことだ」と語った。

これまでの通説では、ボウイさんはヒューゴ・ウィービングが演じたエルフ族のエルロンド役を希望していたが、あまりにも有名でキャラクターが確立されているため、ジャクソン監督は起用を見送ったと言われていた。なお、魔法使いのガンダルフ役はイアン・マッケランが演じた。