メリル・ストリープが夢を追うミュージシャンに　実娘と共演した「幸せをつかむ歌」3月公開

［映画.com ニュース］　メリル・ストリープがミュージシャン役に挑戦した主演最新作「リッキー・アンド・ザ・フラッシュ（原題）」が、「幸せをつかむ歌」の邦題で16年3月に日本公開されることが決まった。

昨年、ディズニーのミュージカル映画「イントゥ・ザ・ウッズ」の魔女役でも歌声を響かせ、アカデミー助演女優賞、ゴールデングローブ助演女優賞にノミネートされたストリープが、今作ではエレキギターを手に数々の名曲を生声で披露。ミュージシャンになるため家族を捨てた主人公リッキーが数十年ぶりに家族の元へ戻り、身勝手な母を嫌う娘や周囲との関係や自らの人生を見つめ直していく。

リッキーの娘役に扮しているのは、ストリープの実娘メイミー・ガマー。リッキー役のストリープとの母娘共演で、微妙にすれ違う母と娘の関係をリアルかつ繊細に体現している。

そのほか、リッキーのバンド仲間役でグラミー賞歌手のリック・スプリングフィールド、元夫役で「ワンダとダイヤと優しい奴ら」のケビン・クラインらが共演。「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミ監督がメガホンをとり、「JUNO ジュノ」でアカデミー脚本賞を受賞したディアブロ・コーディが、女性たちの生の感情を脚本に落とし込んでいる。

「幸せをつかむ歌」は16年3月初旬、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国順次公開。