「オリエント急行殺人事件」再映画化、H・ポアロ役にケネス・ブラナー
2015年12月4日 19:30
[映画.com ニュース] 1974年の映画版でも広く知られる、ミステリーの女王アガサ・クリスティの1934年の長編小説「オリエント急行殺人事件(またはオリエント急行の殺人)」の再映画化プロジェクトで、ケネス・ブラナーが監督と主演を務めることになった。
「オリエント急行殺人事件」は、名探偵エルキュール・ポアロが登場するシリーズの1作で、イスタンブールを発車したオリエント急行列車内で起こった殺人事件と犯人探しのてん末を描く。新作で、ブラナーはポアロ役での主演と監督を兼ねる。シドニー・ルメット監督がメガホンをとった74年の映画版では、アルバート・フィニーがポアロを演じた。
今回の再映画化は米20世紀フォックスが製作。プロデュースをリドリー・スコット、サイモン・キンバーグ、マーク・ゴードン、ブラナーが務め、「ブレードランナー」続編の脚本家に起用されたマイケル・グリーンが脚色にあたる。
なお、フォックスは現在、クリスティの1939年の長編小説「そして誰もいなくなった」の映画化も別途進めている。こちらの監督には「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」のモルテン・ティルドゥムが起用されている。キャストは未定。