栗原類、イブ・サンローランのヌードポートレートを体を張って再現!
2015年11月20日 05:00
[映画.com ニュース] モデルでタレントの栗原類が、20世紀を代表するファッションデザイナー、イブ・サンローランのポートレートの中で最も有名な、香水の広告のためのヌード写真の再現に体を張って挑んだ。栗原自身が「自分で言うのもなんですけど、サンローランにすごく似ていてびっくりしました」と語るほどそっくりなビジュアルと、メイキング風景を収めた映像がこのほど公開された。
「モードの帝王」と呼ばれた伝説のデザイナーの激動の10年を描いた映画「SAINT LAURENT サンローラン」のインスパイアポスターとして企画されたもの。サンローランを愛用し、パリコレの出演経験もある栗原が、繊細で内気な性格が共通すること、日本のファッションシーンをけん引する細身で美しい男性であることから、モデルに抜てきされた。
「サンローランは大好きなブランドのひとつ」と撮影を心待ちにしていた栗原は、同ブランドのスーツで現場に登場。付けひげなどのメイクを施した後、ヨガやカポエイラで鍛えたしなやかな体をカメラの前で惜しみなく披露した。下着を着用していたため、「『安心してください、はいてますよ』的な感じですよね」と冗談を交えつつ、「サンローランはフルヌードで撮影したと思うんですが、でもきれいに見えていないというのは、彼も鏡の前で何度か練習したのかなと思いましたね」と思いを馳せた。
「お芝居も映画もすごく好きなので、ハリウッド映画に少しずつでも進出していきたいと思います」と俳優業にも意欲をみせる栗原は、モデルとしても「パリコレでサンローランのショーに出ることですね」と夢は尽きない様子。本作を鑑賞し、「いくら伝説の人と言われていても、いろんな意味で普通の人でした。彼のダークな部分や苦悩の部分を描いていて、どんな人でもそういった道は通るので、改めてそれを実感した」と語り、「サンローランがどういう人だったんだろうと考えてもらいたいなと思います」とメッセージを寄せた。
劇中では、仏の人気実力派俳優ギャスパー・ウリエルがフェロモンたっぷりにサンローランを熱演しており、ポートレート撮影の場面は印象的な場面のひとつとなっている。栗原によるインスパイアポスターは、東京・TOHOシネマズシャンテで11月20日から期間限定で掲出。映画は12月4日から全国で順次公開される。