綾瀬はるか主演で「わたしを離さないで」ドラマ化!三浦春馬&水川あさみとタッグ

2015年11月19日 06:00


カズオ・イシグロ氏のベストセラー小説が世界初のドラマ化
カズオ・イシグロ氏のベストセラー小説が世界初のドラマ化

[映画.com ニュース] 日系英国人作家カズオ・イシグロ氏の小説「わたしを離さないで」が、綾瀬はるか主演で連続ドラマ化されることが発表された。また、三浦春馬水川あさみが共演することも明らかになった。

英文学界最高峰のブッカー賞受賞作家イシグロ氏の小説が、ドラマ化されるのは世界で初めて。2005年の出版直後から話題を呼び、英国では100万部を越すベストセラーとなった原作は、英米合作で映画化されたほか、蜷川幸雄の演出で舞台化されている。今回のドラマでは舞台を英国から日本に置き換え、透明感あふれる世界を再構築する。

世間から隔離された施設・陽光学苑で“良質な”教育を受けて育った子どもたちは、ある日、生まれながらにある使命を与えられた「特別な子ども」であると教えられ、自分たちの本当の運命を知る。保科恭子、土井友彦、酒井美和の3人は、成長していく中で、生きる意味を模索し、人を愛することで生きる希望を得ようとする。

綾瀬は原作を読み、「静かに穏やかに心に問いかけてくるのですが、受ける衝撃はとても強くて、それは物語の中で運命に翻ろうされていく人たちの思いが響いてくるんだなと思いました」。非常に優しく素直で人望の厚い少女だったが、大人になった今は疲れとあきらめに満ちている恭子を演じるにあたり、「シリアスな役どころで、私自身とても楽しみにしています」と語る。

一途さゆえにいじめられるが、希望を持ち続けるまっすぐな青年・友彦を体現する三浦は「この作品を通じ、自分自身、些細なことにも疑問を持ち、喜びを見つけ、今一度生きることについて学びたい」と意欲満々。勝ち気で誰よりも強く愛を求める美和に扮する水川も、「命の尊さや未来のために今日を生きる意味、大切なテーマが詰まった、しっかりと皆さんの心に届くドラマにしたいと思います」と抱負を語った。

原作者のイシグロ氏は「この物語が、私の生まれた国で、新しくより広い範囲の視聴者に楽しんでいただけるということで深い満足感を覚えます」とコメントを寄せる。森下佳子(「天皇の料理番」「とんび」)が執筆した脚本を5話分読んだといい、「時々気づいていたけれども開けたことのなかったドアを開けて新しい部屋をまるまる見つけるような、原作の新しい部分を発見して、光を当ててくれていると自信を持って言えます」と太鼓判を押した。

幼少期の恭子、友彦、美和を演じるのは、鈴木梨央ちゃん、中川翼くん、瑞城さくらちゃん。そのほか、学苑の子どもたちの現実を知り苦悩する新任教師・堀江龍子役を伊藤歩、学苑を度々訪問する正体不明の“マダム”役を真飛聖、学苑の理念を実現するため熱心に子どもたちを指導する教師・山崎次郎役を甲本雅裕、子どもたちを厳しく管理する校長の神川恵美子役を麻生祐未が演じる。演出陣には、吉田健山本剛義平川雄一朗が名を連ねる。

TBS系列金曜ドラマ「わたしを離さないで」は、毎週金曜午後10時~10時54分放送。2016年1月スタート予定。

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