伊藤淳史&濱田岳、僧侶修行体験を振り返る 思い出のシーンは「護摩行」

2015年9月30日 20:34


実在の住職の体験記を映画化!
実在の住職の体験記を映画化!

[映画.com ニュース]実在の住職による体験記を映画化した「ボクは坊さん。」の完成披露試写会が9月30日、東京・ユナイテッドシネマ豊洲で行われ、主演の伊藤淳史と共演の山本美月溝端淳平濱田岳松田美由紀イッセー尾形真壁幸紀監督とともに主題歌を担当した「吉田山田」、原作者の白川密成氏が舞台挨拶に立った。

糸井重里氏が運営するウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載されたエッセイが原作。祖父の死をきっかけに、24歳の若さで愛媛・今治の第57番礼所である栄福寺の住職となった白方光円が、想像以上に奥深い“坊さんワールド”で経験を積んでいく姿を描いた。

主人公・光円役の伊藤と、僧侶の修業を積む高野山大学の同級生・栗本広太役の濱田は、今作が初共演。本格的な修行も体験したそうで、濱田は「貴重な経験でしたよね。高野山大学の生徒さんが受ける授業を体験しました」としみじみ。思い出深いシーンについて、伊藤が「護摩(ごま)行のシーン。(炎で)室内は暑かったし、けむいし。オールアップで最後のシーンだったんですけど、あれはすごかったです。撮影の苦労ほどは、本編で使われていないんですけどね(笑)」と明かせば、濱田も「びっくりしました。修業の感じが、キャンプとはワケが違いました」と語り、丁々発止のやり取りで場内を盛り上げた。

また、主人公の幼なじみ役の山本と溝端に対して、伊藤は「僕と幼なじみの役なんですが、(自分の実際の)年齢が上だってことが不安でした。でもそれを感じさせないくらい、ふたりとも僕に対しての気づかいがなかった」と苦笑い。そして「会って数時間くらいで、淳平君は僕に小っちゃいツッコミを入れてきたりして」と振り返ったが、それでも「幼なじみの良い関係性が出ていたので、感謝しています」と頭を下げていた。

さらに伊藤は、大先輩・イッセーとの共演に感激しきり。「前半にイッセーさんとご一緒して、その後1週間か10日くらい間が空いて、イッセーさんとお会いできなかったんです。またイッセーさんが現場に来られて、待ち時間に僕が立っていただけなんですけど、その背中を見て『本当にお坊さんみたいになられたね』と言ってくださった」と説明し、「今までほめられた中で、3本の指に入るくらいの嬉しさでした」と熱っぽく話していた。

ボクは坊さん。」は、10月17日から四国エリアで先行公開。10月24日から全国で公開。

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