リドリー・スコット監督、「プロメテウス」第4作まで構想?
2015年9月25日 12:10
[映画.com ニュース] SF大作「プロメテウス」(2012)の続編を準備中のリドリー・スコット監督が、シリーズ第4作まで製作する可能性を示唆した。
独FilmFutterのインタビューで明らかにしたもので、来年2月に撮影開始する続編について聞かれた際、「エイリアン」に繋がるまでの物語を描くには、第2作の次の作品、またはその次の作品まで必要かもしれないと語った。また、「プロメテウス」シリーズは「エイリアンの創造が“なぜ”、そして“どのように”行われたのかが描かれることがポイントで、私自身はエイリアンというのは細菌戦で出来た何かだと思っている」と説明。「プロメテウス」で墜落した巨大宇宙船が「実は戦艦で、その中にバイオメカノイド(人間と機械が融合した化合物)の生き物がいて、それが破滅に導いたと思っているんだ」と明かした。
「エイリアン」シリーズの前日譚である「プロメテウス」は、ノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダー、シャーリーズ・セロン、ガイ・ピアースが出演。地球上の古代遺跡で人類の起源にかかわる重大な手がかりを発見した科学者チームが、宇宙船プロメテウス号で未知なる惑星に到着し、人類の歴史を覆す驚がくの真実に迫る姿を描いた。2017年公開予定の「プロメテウス2」には、新たな種類のモンスターの登場と、ラパスとファスベンダーが続投することが伝えられている。
「プロメテウス」シリーズとは別に、「エイリアン」シリーズ最新作「エイリアン5」も進行中で、こちらは「第9地区」「エリジウム」「チャッピー」などを手がけた気鋭ニール・ブロムカンプが監督・脚本を手がける。
スコット監督は、アンディ・ウィアーのベストセラー小説「火星の人」をマット・デイモン主演で映画化した新作SF「オデッセイ」が10月2日から全米公開、2016年2月から日本公開。