日本酒映画「KAMPAI!」、美食の街サン・セバスチャンでワールドプレミア

［映画.com ニュース］　日本酒に魅せられた3人の男たちを描いたドキュメンタリー「KAMPAI! FOR THE LOVE OF SAKE」が、スペイン・バスク地方の美食で知られる街サン・セバスチャンで開催された第63回サン・セバスチャン国際映画祭キュリナリー・シネマ部門に正式招待され、9月21日に上映された。同作のワールドプレミア上映となった。

本作が長編デビュー作となる小西未来監督や、主要登場人物の1人である岩手県「南部美人」の5代目蔵元久慈浩介氏らが参加した上映は、終了時に場内から大きな拍手が巻き起こるなど好評で迎えられた。また、終映後にサン・セバスチャン市内のミシュラン・レストランに場所を移して行われたディナーセッションには、日本の酒蔵メーカーのスタッフら総勢15名の日本酒関係者が駆けつけ、観客に同作品と日本酒の魅力を大いにアピールした。

「KAMPAI! FOR THE LOVE OF SAKE」は、10月の東京国際映画祭でも上映されることが決定。さらに、世界各地の複数の映画祭からのオファーが届いており、北米大陸やアジア各国での上映が今年から来年にかけて行われる予定だ。