「黒衣の刺客」妻夫木聡らキャストが巨匠ホウ・シャオシェンの現場を語る映像公開

2015年9月6日 08:00


「黒衣の刺客」の一場面
「黒衣の刺客」の一場面

[映画.com ニュース] ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督の8年ぶりの新作「黒衣の刺客」(こくいのしきゃく)で、主演のスー・チー、遣唐使役を演じた妻夫木聡らキャスト陣が巨匠の撮影の現場を語るインタビュー映像を、映画.comが入手した。

第68回カンヌ映画祭で監督賞を受賞した本作は、唐の時代の中国を舞台にしたホウ監督の初となる武侠時代劇。台湾、中国、日本で5年をかけて撮影した。

キャスト陣はリハーサルなしで撮影に臨んだ。スー・チーは、女優人生で初めて数年がかりで1つの役に向き合い、経験の少ないアクションに挑戦。高所恐怖症であることを告白し、「自分との戦いを課されていました」と過酷でもあった撮影だったが、「自分が唐の時代を生きていたようで楽しかった」と振り返る。妻夫木は「言葉を超える人間同士の何かが映画の中で生まれるとしみじみ感じた」と話し、言葉や動きの制限にとらわれずに物語の世界に没入できたと語っている。

そのほかチャン・チェンイーサン・ルアンニッキー・シエ、シュー・ファンイーのインタビューが収められている。

道姑(女性の道士)に少女時代に預けられたインニャンは、完全な暗殺者に育て上げられていた。暴君テェン・ジアンの暗殺を請け負うが、彼はかつての許婚だった。そして、任務中に窮地に追い込まれたインニャンは、難破した遣唐使船の日本青年に助けられる。

黒衣の刺客」は9月12日から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。

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