来年没後10年、実相寺昭雄監督のATG4作品が初ブルーレイ化
2015年8月20日 08:00
[映画.com ニュース]円谷プロのウルトラシリーズで知られ、来年没後10年を迎える実相寺昭雄監督が、1970年代にATG(日本アート・シアター・ギルド)から発表した「無常」「曼陀羅」「哥(うた)」「あさき夢みし」の4作品が「atg 実相寺昭雄ブルーレイBOX」として初ブルーレイ化され、11月18日にキングレコードから発売される。
「無常」(70)、「曼陀羅」(71)、「哥」(72)は、地方都市を舞台に、日本の土着的な因習やエロスを通し、モノクロームの前衛的な映像で日本人の精神構造に迫った意欲作。「あさき夢みし」(74)は詩人の大岡信氏が脚本を担当し、13世紀後半、後嵯峨法皇院政時代の後宮に生きた女性の半生をドラマチックに描く。4作品共に撮影監督監修のテレシネによる最新のニューマスターを施し、美しい映像でよみがえった。
「atg 実相寺昭雄ブルーレイBOX」(1万9200円、税別)は11月18日発売。また単品DVD(各3800円、税別)も同日再発売する。