少数民族の兄弟がラクダで秘境を旅する「僕たちの家に帰ろう」予告編

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［映画.com ニュース］中国の少数民族ユグル族の幼い兄弟の冒険と成長を描いた映画「僕たちの家(うちに帰ろう)」の予告編が公開された。

13億もの人口を誇る多民族国家・中国で約1万4000人しか存在しないといわれるユグル族の兄弟バーテルとアディカーは、放牧で生計を立てる両親と離れて暮らしている。ある年の夏休み、迎えに来るはずの父親が一向に姿を見せないことから、兄弟はラクダにまたがって両親を探す旅に出る。古代シルクロードの一部としてかつて繁栄した中国北西部の河西回廊（かせいかいろう）を舞台に、幼い子供たちの成長を雄大な自然を背景に描いた人間ドラマ。

ロケ地である、世界の秘境愛好家から注目される自然の奇跡「七彩山」や石窟芸術の重厚な風情をたたえた「馬蹄寺石窟」などの風景も本作の見どころの一つとなっている。予告編では、旅に出たふたりが、道に迷ったり、飲料水がなくなってケンカを始めるなど子供らしいシーンや、旅の途中で出会う人々との交流を紹介。また、美しい景色とは反対に、環境問題を示唆するような映像も挟み込まれている。

「僕たちの家(うちに帰ろう)」は8月、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。