寺脇康文＆鈴木砂羽、「俺物語」で主人公の両親に！　太まゆ毛やパンチパーマで徹底的な役作り

(C)アルコ・河原和音／集英社 (C)2015映画「俺物語!!」製作委員会

［映画.com ニュース］人気コミックを鈴木亮平主演で映画化する「俺物語!!」に、寺脇康文と鈴木砂羽が出演することがわかった。主人公・剛田猛男の両親を演じており、ドラマ「相棒」シリーズ以来、約7年ぶりの夫婦役。さらに2人は、太まゆ毛やパンチパーマなど、原作さながらのメイクを施し、本物の親子と見間違えるほどの徹底した役作りに挑んでいる。

2013年に「このマンガがすごい！」オンナ編第1位に輝き、同年の「講談社漫画賞少女部門」も受賞した人気少女コミックを、河合勇人監督のメガホンで映画化。鈴木（亮）が約30キロの増量を経て、身長約2メートル、体重120キロの巨漢・猛男を体現し、ヒロイン・大和凛子役を永野芽郁、猛男の無二の親友・砂川誠役を坂口健太郎が演じている。

そして、常に笑顔を絶やさないダンディな父親・剛田豊役を務めるのが、「相棒」シリーズや、映画「猫侍」「超高速！参勤交代」などで存在感を示した寺脇だ。太いまゆ毛、もみあげといった自身のメイクを見た感想を、「笑っちゃいましたよ！　亮平くんと顔を合わせてみて、この親にしてこの子、この子にしてこの親という感じでした。撮影が終わってメイクを取った時に、お互い『薄いなあ～！しょうゆ顔になっちゃったね』と話しました」と明かしている。

女優業だけでなくバラエティ番組などでも活躍する鈴木（砂）は、猛男と瓜二つの肝っ玉母ちゃん・剛田ゆり子役。パンチパーマと富士額を披露しており、「（親子役）3人で並ぶと漫画から抜け出てきたみたいになるといいねと話していたんです。メイクさんと相談しながら、猛男とおそろいの富士額を描くことを意識していました」とコメントを寄せる。さらに、「ゆり子は、どっしり母ちゃんといった印象なので、そういう雰囲気を出したい」と役作りのこだわりを語った。

「俺物語!!」は、心優しい純日本男児・猛男が、しつこくナンパされていた女子高生・凛子を助けたことから始まるラブストーリー。凛子に一目ぼれした猛男だったが、ふとしたことから凛子は砂川のことが好きなのだと気づいてしまう。猛男は落胆しながらも、「好きな人の幸福」を心から願い、2人のキューピッドとなる決心をする。10月31日から全国で公開。