「八仙飯店之人肉饅頭」など香港のカルトバイオレンス3作、8月上陸

2015年6月17日 22:10


香港のカルト映画がやってくる
香港のカルト映画がやってくる

[映画.com ニュース]香港の鬼才ハーマン・ヤウ監督、アンソニー・ウォンがタッグを組んだ幻のバイオレンス映画を特集上映する「スーパークレイジー極悪列伝」が、8月1日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で開催される。「八仙飯店之人肉饅頭」(1993)が劇場初公開となるほか、「タクシーハンター」(93)が日本初上陸、「エボラ・シンドローム 悪魔の殺人ウィルス」(96)が18年ぶりにリバイバル上映される。

中国への返還を前に不安や混乱に包まれた90年代の香港では、不安定な世相を反映したかのようなエロ・グロ・バイオレンス描写を打ち出した「III級片(成人映画)」ブームが巻き起こった。今回、ウォンが極悪非道な主人公を怪演した90年代のカルト3作品が登場する。

八仙飯店之人肉饅頭」は、マカオで起こった猟奇殺人事件を題材に、雇い主の家族を殺害し死体を調理して客に振舞っていた男を描いた問題作。過激な内容、容赦ない表現で衝撃を与えた同作が、満を持して劇場公開となる。

タクシーハンター」は、交通事故で妊娠中の妻を失った男が繰り広げる壮絶な復しゅう劇を描き、横暴なタクシー社会を痛烈に批判した社会派作品。パニックホラー「エボラ・シンドローム 悪魔の殺人ウィルス」は、エボラ出血熱に感染したチンピラが、自覚症状のないまま歩く病原体として人々を恐怖に突き落としていく。

「スーパークレイジー極悪列伝」は、8月1日からヒューマントラストシネマ渋谷で開催。

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フォトギャラリー

  • 「八仙飯店之人肉饅頭」の一場面
  • 「タクシーハンター」の一場面
  • 「エボラ・シンドローム 悪魔の殺人ウィルス」の一場面

(C)Golden Sun Film/Media Asia Group/Golden Harvest

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