ファン・ジョンミン×ハン・ヘジン共演「傷だらけのふたり」日本公開決定

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［映画.com ニュース］　借金取りの男が1人の女性と出会い、人生を見つめ直す姿を描いた韓国映画「傷だらけのふたり」が、4月4日から東京・シネマート新宿ほかで公開されることが決まった。「新しき世界」「ユア・マイ・サンシャイン」の演技派ファン・ジョンミンと、テレビドラマ「がんばれ！クムスン」「済衆院　チェジュンウォン」などで知られる女優ハン・ヘジンが共演し、韓国では累計観客動員200万人を記録したヒット作だ。

闇金の借金取りをしているテイルは一見粗野で乱暴な男だが、人情に厚い一面ももっていた。ある時、昏睡状態に陥った男の借金を、男の娘で銀行の受付嬢として働くホジョンに肩代わりさせたテイルだったが、ホジョンに一目ぼれしてしまう。何とかホジョンに気に入られたいテイルは、借金を帳消しにする代わり、自分と何度かデートするという契約を結ぶ。はじめはテイルに拒絶反応を示していたホジョンも、次第に心を開いていく。

メガホンを取ったのは、ファンが出演した「悪いやつら」「新しき世界」「生き残るための3つの取引」で助監督を務めていたハン・ドンウク監督。映画製作会社サナイ・ピクチャーズの社長とともにメロドラマの製作を考えていたファンが、「新しき世界」撮影中にハン監督を推薦したことから起用が決定。デビュー作ながらも、時制を変えた構成や個性的な脇役陣の起用といった巧みな演出手腕を見せ、王道ともいえるドラマ展開を現代的に描き切った。

日本公開決定とあわせて解禁されたポスタービジュアルには、都会の喧騒（けんそう）から離れた韓国の町クンサンを背景に、全く異なる世界で生きてきた、不釣り合いな2人の微妙な関係を表現したツーショットが描かれている。