「かぐや姫の物語」特別展示、国立新美術館で1週間限定開催

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［映画.com ニュース］　高畑勲監督最新作「かぐや姫の物語」のDVD＆ブルーレイが12月3日に発売されたことを記念し、東京・六本木の国立新美術館で12月17日から「特別展示『かぐや姫の物語』の物語」が開催されている。

日本最古の物語と言われる「竹取物語」をベースに、かぐや姫の知られざる運命を描き出した「かぐや姫の物語」は、高畑監督の約14年ぶりの長編作として昨年11月に公開。アメリカでも今年10月に限定公開され、来年2月に発表される米アカデミー賞長編アニメーション部門のノミネート資格を有する20作品のうちの1本にリストアップされているほか、ロサンゼルス批評家協会賞、ボストン映画批評家協会賞で長編アニメーション賞を受賞。アニメ界のアカデミー賞と言われているアニー賞でも長編アニメーション賞にノミネートされている。

「特別展示『かぐや姫の物語』の物語」では、スタジオジブリのスタッフによって描かれた原画や自然を描いた背景美術などの実物展示のほか、DVDのパッケージデザインの元にもなった桜の木の下で姫が舞うシーンを、高さ2.4メートル、幅3.5メートルの大きさに拡大して展示。また、高さ1メートル、幅1.8メートルの巨大バナー8枚をつり下げてかぐや姫の誕生シーンをダイナミックに表現し、さまざまな角度から「かぐや姫の物語」の映像が作られた秘密に迫る。

国立新美術館1Fロビーで12月23日までの1週間限定開催。入場無料。開館時間は午前10時～午後6時（金曜は午後8時まで、入館は閉館の30分前まで）。