平井堅、中谷美紀主演「繕い裁つ人」主題歌！予告編とこだわりのポスターも完成

［映画.com ニュース］　中谷美紀主演の映画「繕い裁つ人」の主題歌に、歌手・平井堅が今年5月にリリースしたコンセプトカバーアルバム「Ken's Bar III」に収録されている「切手のないおくりもの」が起用されることがわかった。また、あわせて予告編とポスタービジュアルも解禁となった。

池辺葵氏の人気漫画を実写映画化する同作。町の仕立屋「南洋裁店」を祖母から受け継いだ2代目店主で、常連客たちのために服を繕い続ける女性・市江と、丹精こめて作るオーダーメイドの服とともに年を重ねてきた人々が織りなす日々を描く。

主題歌となる「切手のないおくりもの」は、平井が財津和夫の名曲をジャズテイストでカバーした楽曲。歌詞に登場する、さまざまな「あなた」に歌を届ける「私」と、依頼主の心に寄り添う洋服を作り続ける市江の人生がリンクしていることから、起用が決まった。平井は、同楽曲が起用されたことについて「大切な気持ちを伝え送るこの歌が、最後に映画をふんわり包み込んでくれる事を願っております。一針一針心を込めて仕立てる誰かの為の一生の一着。歌手として、僕もそんな歌を一曲でも多く作れたら最高に幸せだなと思いました」とコメントを寄せている。

解禁された予告編には、市江役の中谷が見事な手つきでミシンを使いこなし、色鮮やかな洋服を仕立てる姿が映し出されている。世界に一着しかない「人生で一番似合う服」を作り続ける市江と、そんな彼女に魅せられた周囲の人々との掛け合いも見られ、平井の歌声が映像を彩っている。

また、ポスターには、縫い針のイラストがあしらわれたタイトルロゴと、水色の生地がデザインされている。ロゴは実際に手編みの刺繍で制作されており、水色の生地も劇中で市江が仕立てる洋服のテキスタイルになっているなど、こだわりが詰め込まれたデザインに仕上がっている。

監督は「ぶどうのなみだ」「しあわせのパン」の三島有紀子。共演に三浦貴大、片桐はいり、杉咲花、中尾ミエ、伊武雅刀、余貴美子ら。2015年1月31日公開。