宇梶剛士&田中要次“大親友”が「チング」の魅力を語り合う

2014年8月29日 20:46


(左から)作品と同様にブラックスーツで決めた田中と宇梶
(左から)作品と同様にブラックスーツで決めた田中と宇梶

[映画.com ニュース] 裏社会を生きる男たちの友情と壮絶な生きざまを描いた「チング 永遠の絆」の公開記念イベントが8月29日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、俳優の宇梶剛士田中要次が出席した。ともに“強面”名バイプレイヤーとして人気を博し、プライベートでは仲が良いというふたりが、本作の見どころを語り合った。

親友の殺害に関わった罪で服役したヤクザのジュンソクは、出所後、釜山に戻るが組織はずる賢い副会長に牛耳られており、居場所を失う。刑務所で知り合った青年ソンフンを弟分に新たな抗争に身を投じるが、ソンフンの出生には驚くべき秘密が隠されていた。日本でも話題を集めた「友へ チング」(2001)の12年ぶりとなる続編。前作に続いてクァク・キョンテク監督と主演のユ・オソンがタッグを組み、人気モデルのキム・ウビンが、ソンフン役で本格映画デビューを飾る。

宇梶は「衝撃を受けました。久しぶりに映画らしい映画を見たという感想で、知らず知らずのうちに物語に入り込む幸せに浸った。大好きな映画になりました」と太鼓判。「彼らの生き方を肯定はしないが、不器用に自分の生きざまを貫く辛さと悲しさに心揺さぶられた」と熱っぽく語った。

一方、田中も「この監督さんは映像の見せ方にルールがあり、たとえ血なまぐさい描写でも、上品に見せている。1作目も見直したが、監督がこだわる俯瞰(ふかん)の映像が大好き」と分析。また、主演を務めるユ・オソンの若々しい外見について「前作のときでさえ、35歳くらいで学生を演じているでしょ。僕だったら……この頭じゃ無理でしょ」と笑いを誘った。

宇梶は現在52歳、田中は51歳で同世代。「僕のほうが年上ですが、田中さんは心のお兄さん。LINEやパソコンのことでわからないことがあれば、優しく教えてくれる」(宇梶)、「テレビ番組で一緒に旅をさせてもらったり、仲良くさせてもらっている。宇梶さんが花見や忘年会を開けば、100人くらい集まるんですよ」(田中)と、良き“チング”(韓国語で「友人」の意味)ぶりも披露していた。

チング 永遠の絆」は、9月6日から全国で公開。

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小さいころから友情を育んできた4人の仲間がたどる、皮肉で悲劇的な運命を描いた感動のドラマ。クァク・キョンテク監督作品。

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