アカデミー賞8冠「ガンジー」のリチャード・アッテンボロー氏が死去

写真：REX FEATURES/アフロ

［映画.com ニュース］　監督作「ガンジー」（1982）でアカデミー賞作品賞、監督賞など8部門を受賞した、英俳優・監督・プロデューサーのリチャード・アッテンボロー氏が8月24日、死去した。アッテンボロー氏の息子が、英BBCで発表した。享年90歳。

英ケンブリッジ出身のアッテンボロー氏は、王立演劇学校で演技を学んだ後に俳優デビュー。「大脱走」（63）、「雨の午後の降霊祭」（64）、「バタシの鬼軍曹」（64）、「砲艦サンパブロ」（66）、「ドリトル先生不思議な旅」（67）、「ジュラシック・パーク」（93）、「34丁目の奇跡」（94）といった代表作を含め、70本以上の映画に出演した。

監督としては、反戦ミュージカル「素晴らしき戦争」（69）で初メガホンをとり、マハトマ・ガンジーの激動の生涯を描いた「ガンジー」、大ヒットミュージカルの映画化「コーラスライン」（85）、アパルトヘイト問題を題材にした「遠い夜明け」（87）といった意欲作を次々と発表した。

人道支援活動にも積極的で、76年にサー、93年にロードの称号を授与された。