平野レミ、息子「トライセラ」和田唱は放任主義で育てたと告白
2014年7月31日 10:05
[映画.com ニュース]仏アニメ界の鬼才シルバン・ショメ監督初の実写長編映画「ぼくを探しに」の試写会イベントが7月30日都内で開催され、料理研究家でシャンソン歌手の平野レミがトークイベントに出席した。
映画の主人公はピアニストだが、平野がイラストレーターの和田誠氏との間にもうけた長男は、ロックバンド「TRICERATOPS」のボーカル、ギターとして活躍する和田唱。司会から子育てについて問われた平野は「息子は音楽学校とかそういうところには行ってないの。ほっぱらかし!」ときっぱり。「ギターを買ってと言われたら買ってやって、マイケル・ジャクソンのコンサートに行きたいと言われたら連れて行った。(息子が)やりたいと言って、やった方がいいと思ったことは協力した」と放任主義で本人の興味の方向を伸ばしていったと明かした。
映画はアカデミー長編アニメーション賞を受賞した「ベルヴィル・ランデブー」のサントラで使われた楽曲「アッティラ・マルセル」に着想を得て、仏文豪マルセル・プルーストの小説「失われた時を求めて」のエッセンスも織り交ぜながら、孤独な主人公が不思議な女性との出会いから失われた過去の記憶が呼び覚まされ、少しずつ人生が変化していく様を描く。
本作を鑑賞した平野は、劇中の音楽が気に入ったようで「全部ワルツだから、気持ちが乗るんです。シャンソンは3拍子が多いんです」と、フランス語の歌の一節を軽やかな歌声で披露した。作品については「幻想的で風変わりな大人の童話」と評し、「よく見てないとさっぱりわからなくなっちゃうけど、最後は自由に解釈していいと思うの。それが面白いのよ」とアピール。また、料理研究家として、Twitterで発表している簡単レシピ「つぶやきごはん」から映画観賞後にぴったりな料理を観客に伝授し、会場を盛り上げた。
「ぼくを探しに」は8月2日全国公開。