柴咲コウ、グロテスク&刺激的なお岩に大変身 共演の海老蔵も「ぶっちゃけ怖い」
2014年5月1日 06:00
[映画.com ニュース] 市川海老蔵が「一命」に続き三池崇史監督とタッグを組み、「四谷怪談」をモチーフに現代で繰り広げられる恐怖を描いた「喰女 クイメ」で、柴咲コウが演じたお岩の姿が公開された。
海老蔵が自ら企画にも参加した今作は、舞台「真四谷怪談」の主役・伊右衛門役に抜てきされた俳優・長谷川浩介(海老蔵)が、お岩役を演じるスター女優の後藤美雪(柴咲)という恋人がありながらも共演者の女優と浮気し、そのことがきっかけとなり舞台上で繰り広げる2人の愛憎がやがて現実を侵食。恐怖に飲み込まれていく浩介の姿を描く。
解禁された写真には、右目が大きく腫れあがったお岩の姿が写し出されている。特殊メイクで4時間を要したという柴咲は、「こんなに大がかりな特殊メイクは初めてでしたが、刺激的でグロテスクなビジュアルが、とても気に入っています。三池監督の手により一層気味悪く、得体の知れない感じのお岩に仕上げていただきました」とご満悦な様子。そして、「現場では、やっぱり市川海老蔵さんの破天荒ぶりが一番怖かったですが、それに負けないお岩の怖さを通して、女性の憎しみや、悲しみ、孤独感が表現できれば嬉しいです」と続けている。
海老蔵は初共演となった柴咲を「想像を絶するような感受性と、テレビや映画の画面から見えない可愛さを持った方です。これ、ずるいですよね」と評している。さらに、「“スーパーヒロイン”柴咲コウが演じる『お岩』、ぶっちゃけ怖いです。この映画を客席で見ている方の右後ろにも、きっと、最恐のお岩が現れると思います」と絶賛している。
「喰女 クイメ」は8月23日全国公開。