田中麗奈、時代劇舞台初主演の「きりきり舞い」開幕に感涙と新たな決意

2014年4月6日 17:36


「きりきり舞い」が明治座で開幕
「きりきり舞い」が明治座で開幕

[映画.com ニュース] 女優・田中麗奈が舞台の時代劇としては初主演となる「きりきり舞い」が4月6日、東京・日本橋浜町の明治座で開幕。1カ月にわたる稽古の成果を初披露した田中は、カーテンコールで感激の涙を見せた。

満場の温かい笑いと拍手を持って迎えられた初日の公演。加藤雅也吉沢悠板尾創路ら共演者とともにカーテンコールに応えた田中の目はうっすらと潤んでいた。「ずっと集中できて、やった、よしって思ってしまい、少し涙が出ました。安どじゃないんですけれど、なんだろう? うまく言葉にできないですね」とはにかんだ。

初の明治座出演で、時代劇では初の座長。当初は「皆を引っ張っていて、誰よりも頑張っているイメージだった」そうで、プレッシャーや気負いもあったはずだが、稽古を重ねていくにつれて気持ちも変化。「ベテランの皆さまの器が大きく、かわいがっていただいた。やってもやっても追いつかない自分が悔しく、腹立たしいこともあったけれど、皆さんのおかげで素晴らしい体験ができ、健やかな気持ちで(初日の舞台)に立てました」と相好を崩した。

母親役の熊谷真実は、「麗奈ちゃんをはじめ皆が力を合わせて頑張ってきた結果。麗奈ちゃんは本当にかわいくて、本当の親じゃないけれど娘ができたよう。顔の系統は同じなんですよ」と絶賛。篠井英介も、「当初、大人たちはハラハラドキドキして見ていたけれど、ここ数日の成長は目覚ましい。感心、感動しました」と太鼓判を押した。

それでも舞台は幕を開けたばかりで、今月26日までの長町場。田中は、「お客さんが笑ったり拍手をしてくれたりすると、すごく励みになるしヒントをもらえる。お客さんが道しるべになってくださって、今日でき上がった。ホッとした気持ちと、これからがスタートだという身が引き締まる思いです」とさらなる高みを目指していた。

「きりきり舞い」は、「東京道中膝栗毛」の作者で知られる十辺舎一九(加藤)の娘・舞に扮する田中が、一九の弟子になった浪人・今井尚武(吉沢)、葛飾北斎(板尾)とその娘で幼なじみ・お栄(山崎静代)らとふれあいを通じ、自らは玉の輿を夢見る人情喜劇。

また田中は、先月30日に亡くなった蟹江敬三さんと2008年のドラマ「猟奇的な彼女」で共演したことがあり、「本当にショックです。心からごめい福をお祈りします」と悼んだ。

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