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◆2014/2/7更新
第64回ベルリン映画祭開幕!ホフマンさん「カポーティ」追悼上映が決定
「グランド・ブダペスト・ホテル」監督、キャスト陣
  第64回ベルリン国際映画祭が2月6日(現地時間)、ウェス・アンダーソンの新作「グランド・ブダペスト・ホテル」のワールドプレミアとともに開幕した。

  今年のコンペティションは、オープニング作品を含む計20本。日本からは山田洋次の「小さいおうち」が参加する。アラン・レネ、リチャード・リンクレーターといったベテランもいるものの、大半は若手、新人監督の作品が集まった印象だ。それだけに未知数の部分が多い。

  映画祭ディレクターのディーター・コスリックによれば、今年の傾向は過去を振り返るものやリアリティを見つめたものと同時に、困難な環境に身を置く子どもを描いた作品が多いそうだが、果たして全体の質はどうなのだろうか。審査員メンバーは、「グリーン・デスティニー」のプロデューサー兼脚本家、ジェームズ・シェイマスを審査委員長に、クリストフ・ワルツトニー・レオンミシェル・ゴンドリーバーバラ・ブロッコリら計8人で構成される。

  コンペティション以外では、ジョージ・クルーニーの監督・主演作「ミケランジェロ プロジェクト」、ラース・フォン・トリアーシャルロット・ゲンズブールを主演に、ポルノ級の赤裸々なセックスを描いた「Nynphomaniac Volume1」(ロングバージョン)などが注目を浴びている。日本映画は山田監督のほか、パノラマ部門に震災後の福島を舞台にした久保田直の『家路』が入選するなど、各部門を通して長編の新作が5本、短編が4本の参加となる。

  オープニングセレモニーには、ウェス・アンダーソン組のレイフ・ファインズエドワード・ノートンビル・マーレイティルダ・スウィントンシアーシャ・ローナンら、華やかな顔ぶれが並んだ。「グランド・ブダペスト・ホテル」は、ヨーロッパの雪深き山中にある架空のホテルを舞台に、名物コンシェルジュがたどった数奇な運命を語る。レトロな戦前からナチが台頭する戦中、60年代、そして現代と、異なる時代が醸し出す凝ったセット・デザインが見逃せない。寓話性と奇想天外なドラマが解け合ったハートウォーミングな作品で、日本でも6月に公開の予定だ。

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  今年のベルリンはさらに、去る2月2日に急逝したフィリップ・シーモア・ホフマンさんへのオマージュとして、アカデミー賞主演男優賞を受賞した「カポーティ」が追悼上映されることになった。ホフマンさんとベルリンの縁は深く、「マグノリア」「リプリー」「25時」「コールド・マウンテン」、そして「カポーティ」と、主だった近作が上映されている。審査員メンバーの会見でも、「俳優は危険な職業だと思うか」といった質問が出るなど、予期せぬ悲報の余波を感じさせた。映画祭は2月15日の授賞式をもって閉幕する。(佐藤久理子)

Photo by Dominique Charriau/WireImage
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