ゴッサム賞発表　作品賞はコーエン兄弟監督「Inside Llewyn Davis」

写真：Photofest/アフロ

［映画.com ニュース］　独立系映画の製作に携わる人々を支援する、インディペンデント・フィーチャー・プロジェクト（IFP）主催の「第23回ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワード」が、12月2日（現地時間）に発表された。

作品賞に選ばれたのは、カンヌ映画祭で審査員特別グランプリを受賞したイーサン＆ジョエル・コーエン兄弟監督の「Inside Llewyn Davis」。1960年代のフォークシーンを代表するミュージシャン、デイブ・バン・ロンクの生涯を下敷きに、若手フォークシンガー、ルウェイン・デイビスの葛藤を描いた作品で、オスカー・アイザックが主演している。

また、サンダンス映画祭で作品賞と観客賞をダブル受賞した「Fruitvale Station」のライアン・クーグラー監督、主演のマイケル・B・ジョーダンが、それぞれブレイクスルー賞を受賞。同作は、22歳の黒人青年が、丸腰にもかかわらず鉄道警官に射殺された事件を映画化した作品で、フォレスト・ウィテカーが製作を手がけている。

第23回ゴッサム賞の主な受賞結果は以下の通り。

▼作品賞
「Inside Llewyn Davis」
▼ドキュメンタリー賞
「殺人という行為」
▼ブレイクスルー監督賞
ライアン・クーグラー（「Fruitvale Station」）
▼男優賞
マシュー・マコノヒー（「ダラス・バイヤーズクラブ」）
▼女優賞
ブリー・ラーソン（「Short Term 12」）
▼ブレイクスルー俳優賞
マイケル・B・ジョーダン（「Fruitvale Station」）