「素晴らしき哉、人生！」続編企画はライセンス未取得？パラマウントは寝耳に水

写真提供:アマナイメージズ

［映画.com ニュース］　傑作映画「素晴らしき哉、人生！」の続編企画が始動したという報を受け、同作の権利をもつ米パラマウント・ピクチャーズは困惑を隠しきれずにいると、エンターテインメント・ウィークリー紙が報じた。

「素晴らしき哉、人生！」はクリスマスの奇跡を描いた1946年の作品で、アメリカではいまでもホリデーシーズンになると毎年テレビで再放送される傑作だ。このほど、インディペンデント系の制作会社2社が共同で続編「It's a Wonderful Life: The Rest of the Story」を製作すると発表。ジェームズ・スチュワート演じた主人公ジョージ・ベイリーとその家族のその後を描く設定で、主人公の娘ズールーに扮したキャロライン・グライムスの出演をすでに取りつけているという。

14年前から同作の権利をもつパラマウントにとって、このニュースは寝耳に水だった様子。「製作者が必要なライセンスを取得していないため、われわれは権利を守るためにあらゆる措置を取る」と声明を発表しており、今後の動向に注目が集まる。