「ヌイグルマーZ」と杉並区・なみすけが夢の“着ぐるみ共演”「高円寺の平和を守って！」

［映画.com ニュース］　ミュージシャン・大槻ケンヂ率いるバンド「特撮」の楽曲「戦え！ヌイグルマー」を映画化した特撮コメディ「ヌイグルマーZ」のトークイベントが10月26日、東京・杉並区の座・高円寺で行われ、出演の武田梨奈、市道真央、高木古都、井口昇監督が出席した。

中川翔子演じる冴えないロリータファッションの少女・鮎川夢子、通称“ダメ子”が、ピンクのテディベア・ブースケと合体することにより“ヌイグルマー”へと変身し、ゾンビを利用して世界征服を企むタケシら悪党一味に立ち向かっていく姿をアクション満載で描く。

井口監督は、本作の舞台である高円寺に「3年ほど住んでいたことがあり、今でも大好きな町。こうして座・高円寺さんに立てるというのは本当にうれしい」と感無量の面持ち。また、「まさか映画化できると思っていなかったので、大槻さんや中川さんとコラボしてこんな素敵な作品をつくることができて本当に幸せ。女の子たちがかわいくて、格好よくて、とにかく魅力的。撮影自体が女子会みたいで楽しかった。熱い映画になっている！」と胸を張った。

イケメンの悪役ビリーとヌイグルマーという1人2役に挑んだ武田が、「男顔に生まれて良かった（笑）」と照れ笑いを浮かべると、市道は「すごいイケメン！」とメロメロの様子。武田は、「ヌイグルマーのコスチュームは体のラインが出てしまうので丸裸にされた気分。今回は美しいアクションをやってほしいといわれ、新しいアクションを意識した」と新境地を開拓。片腕マシンガンの悪役を演じた高木は、「『クソがー！』とか『ぶっ殺すー！』とか、喉をからしながらお下劣なセリフを叫び続けた。これまではピュアな役が多かったのでストレス発散になった」と清々しい表情を見せた。

この日限りのメイキング映像も上映され、会場は大盛り上がり。するとゾンビたちが突如会場を占拠し、井口監督の呼び声で武田扮するヌイグルマーが登場。武田は華麗なアクションでゾンビたちを撃退すると、「今日が一般の方への初お披露目。これを着るとテンションが高まって戦いたくなっちゃう」とノリノリだった。最後は杉並区のゆるキャラ・なみすけも応援に駆けつけ、「これからも高円寺の平和を守って！」とヌイグルマーと夢の“着ぐるみ共演”を果たした。「ヌイグルマーZ」は、2014年1月25日から公開。