ユニバーサルのインディペンデント映画部門が刷新
2013年10月23日 21:10
[映画.com ニュース] 米ユニバーサルのアート系映画部門であるフォーカス・フィーチャーズが刷新されることになったと、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。
フォーカス・フィーチャーズは、「ブロークバック・マウンテン」「ムーンライズ・キングダム」「つぐない」など、批評家好みのアート系作品を手がけてきたが、このほどアン・リー作品の脚本家で同社の最高経営責任者を務めるジェームズ・シェイマス氏の退任を発表。後任には、製作会社フィルムディストリクトの創業者であるピーター・シュレッセル氏が決定したと発表された。
シュレッセル氏はソニー・ピクチャーズ在籍時にジャンル映画部門であるスクリーン・ジェムズを立ち上げた。2010年にフィルムディストリクトを共同設立し、ホラー映画「インシディアス」や、ライアン・ゴズリング主演の「ドライヴ」(ニコラス・ウィンディング・レフン監督)といったヒット作を手がけている。ユニバーサルは、シュレッセル氏がフォーカス・フィーチャーズ作品の幅を広げてくれることを期待しているという。
ちなみに、フォーカス・フィーチャーズは、USAフィルムとユニバーサルフォーカス、グッドマシーンの合併により02年に誕生。最近は、「アンナ・カレーニナ」「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ 宿命」などを手がけている。