ウィキリークス、ジュリアン・アサンジによるカンバーバッチ宛の手紙を公開

写真提供:アマナイメージズ

［映画.com ニュース］　ベネディクト・カンバーバッチがジュリアン・アサンジ氏に扮した、ウィキリークス映画「The Fifth Estate（原題）」の世界公開が迫るなか、ウィキリークスがアサンジ氏からカンバーバッチに宛てた最初の手紙を公開した。

「The Fifth Estate」のクランクイン直前の1月、カンバーバッチは役作りのためアサンジ氏に面会を要請。それに対し、アサンジ氏は書面で返答。2013年1月15日の日付が入った書簡で、アサンジ氏はカンバーバッチの過去の出演作を検証し「気に入った」とコメント。そのうえで、「あなたの意図は純粋だとわかっている。しかし今回の要請は辞退させてもらわなくてはならない」と返答している。今作が悪意に満ちた作品であり、「私や私が大事にする人々にとって、好意的な結果をもたらすとは思えない」と理由を説明している。

アサンジ氏とウィキリークスは、「The Fifth Estate」の脚本やその問題点を公開するなど、ネガティブキャンペーンを展開しており、今回の書簡公開もその一環のようだ。