大泉洋、地元・北海道企画「ぶどうのなみだ」に主演！染谷将太と兄弟役でタッグ

［映画.com ニュース］　俳優の大泉洋が、故郷である北海道を舞台にした映画「ぶどうのなみだ（仮）」に主演することが明らかになった。ひとまわり年の離れた弟役の染谷将太とともに、父の残したブドウの樹と小麦畑でワイナリーを営むという役どころで、ビターで豊潤な家族と愛の物語を描き出す。

今作は、2012年1月に小規模公開ながら興行収入3億8000万円を記録するヒットを飾った「しあわせのパン」のスタッフが贈る、完全オリジナルの北海道企画第2弾だ。前作の洞爺湖・月浦にたたずむ“パンカフェ”から、空知（そらち）地方のワイナリーへと舞台を移し、9月15日にクランクイン。三島有紀子監督のもと、オール北海道ロケで12月中旬に撮了を予定している。

過去の傷を抱えながらワイン作りに没頭する兄・アオに扮する大泉は、「今回はワインがテーマで染谷将太君と兄弟役をやらせてもらいます。染谷君は僕よりもずっと若いですが、とても尊敬する役者さんです」と共闘宣言。さらに、「北海道は景色もすばらしいし、おいしいものも本当に多い。そんな誇らしい北海道から発信される映画を、また『しあわせのパン』のように全国の皆さんに温かく迎えていただけると嬉しいです」とコメントを寄せている。

一方の染谷が演じるのは、年上の兄を支え共にワイン作りに励みながらも、複雑な感情を併せ持つ弟のロク。三島監督とは2度目の仕事となるが、「なぜか初めましてな感じがしました。逆に大泉さんはほぼ初めましてだったのに、お会いしたら初めましてじゃない感じがしました。なんだか素敵な意味で不思議な作品となりそうです」と意気込んでいる。

「ぶどうのなみだ」は、2014年秋に全国で公開。