J・ロシュフォール&C・カルディナーレが共演「ふたりのアトリエ」公開決定
2013年8月12日 17:20
[映画.com ニュース] 「髪結いの亭主」「列車に乗った男」で知られる名優ジャン・ロシュフォール主演、第27回ゴヤ賞で13部門にノミネートされたスペイン映画「ふたりのアトリエ ある彫刻家とモデル」の公開が決定した。
アカデミー賞外国語映画賞作「ベルエポック」のフェルナンド・トルエバ監督がメガホンをとった本作は、ピカソ、ゴーギャン、マティスらと親交のあったフランスの彫刻家アリスティド・マイヨールにインスパイアされた作品で、生きる希望を失くしていた老彫刻家が、ひとりのスペイン娘との出会いによって創作意欲を取り戻し、苦悩しながらも芸術に取り組む姿と、ふたりの心の交流を描く。モノクローム撮影により、スケッチの線や彫刻を引き立たせ、光溢れる自然の風景を絵画的に映し出した。
「山猫」「ブーベの恋人」などイタリア映画界の巨匠たちに愛された大女優クラウディア・カルディナーレが彫刻家を支える妻を演じ、ヨーロッパ公開時にはロシュフォールとの豪華共演に注目が集まった。「昼顔」「存在の耐えられない軽さ」など多くの傑作を手がけた名脚本家ジャン=クロード・カリエールが共同脚本として参加している。
「ふたりのアトリエ ある彫刻家とモデル」は2013年晩秋、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開。