ゴリ、「探偵はBARにいる2」橋本監督の要望通り体毛を剃り落とす

［映画.com ニュース］　大泉洋と松田龍平が共演した「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」が3月29日、第5回沖縄国際映画祭コンペティションPeace部門で公式上映され、出演した「ガレッジセール」のゴリと橋本一監督が、メイン会場となる沖縄・宜野湾の沖縄コンベンションセンターで舞台挨拶に立った。

東直己氏のススキノ探偵シリーズ第5作「探偵はひとりぼっち」の映画化。大ヒットした前作「探偵はBARにいる」に続き、探偵を大泉、マイペースな相棒・高田を松田が演じる。探偵と高田は、友人だったオカマのマサコちゃんが殺害された事件を独自に調べ始めるが、背後にカリスマ政治家の存在がささやかれるため、ススキノの仲間たちの対応はぎこちない……。探偵に事件の真相解明を依頼する美人バイオリニスト・弓子を尾野真千子、絶大な人気を誇る政治家・橡脇孝一郎を渡部篤郎が扮する。

殺害されるマサコちゃんを演じたゴリは、「3度目のゲイ役。俺は日本でどう思われているんだろう？　と感じましたよ」とオファー当時の心境を吐露した。撮入に際し、橋本監督から要望があったそうで、「体毛を全部剃ってくれって言うんです。俺にとっては商売道具なのに、両腕、両わき、両足、胸、ギャランドゥー、全部剃れ、と」と恨み節。さらに、「脱毛クリームで5分待てば抜けていると聞いたので、念のため15分待ったけれど、1本も抜けていなかった。たくましいんですよ！」と明かし、“剛毛”ネタで場内の爆笑を誘った。

橋本監督は、ゴリの見えない努力を「いま初めて知りました」と豪快に笑い飛ばした。その後も、ゴリの不満は止まらず「北海道ロケでおいしいものが食べられると思ったら、僕のシーンは全て東京だった」とこぼしたが、橋本監督は「僕らは1カ月行ったんですよ。ジンギスカン、お寿司……」と開き直るなど、一枚上手だった。

「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」は、5月11日から全国で公開。第5回沖縄国際映画祭は、3月30日まで開催。