オバマ大統領「スター・ウォーズ」と「スター・トレック」を混同しSFファンに波紋

写真：Landov/アフロ

［映画.com ニュース］　与野党の対立から歳出強制削減が発動されたアメリカで、バラク・オバマ大統領の発言がSFファンに波紋を与えていると、ワシントン・ポスト紙が報じた。

3月1日に行われた記者会見で、オバマ大統領は共和党を説得できないことに対する批判に、「わたしは公平な取引を持ちかけている」と返答。さらに、得意のポップカルチャーの知識を用いて、「彼らが受け入れないからといって、ジェダイのマインドメルドを使って、正しい行いをさせるわけにもいかない」とユーモラスに答えた。

問題となっているのは、「ジェダイのマインドメルド（Jedi mind-meld）」という表現だ。ジェダイとは、「スター・ウォーズ」に登場する騎士のことだが、「マインドメルド」を使った描写は、これまでの「スター・ウォーズ」シリーズには存在しない。

「マインドメルド」は「スター・トレック」用語で、バルカン人が手で触れた相手と精神的に接続するテレパシー能力のことを指している。オバマ大統領は、フォースを使って他人の心を操る「ジェダイのマインド・トリック(Jedi mind trick）」と言いたかったようだが、ライバル同士のSFシリーズを混同してしまったために、それぞれのファンは騒然。しばらくのあいだ、Twitterはこの話題で持ちきりとなった。