ドラマ「ガリレオ」6年ぶり製作決定！新ヒロインは吉高由里子

［映画.com ニュース］　歌手で俳優の福山雅治が天才物理学者・湯川学を演じ、高視聴率を記録した連続ドラマ「ガリレオ」が、フジテレビ系に放送される4月期の月9枠「ガリレオ（仮）」として約6年ぶりに第2弾が製作されることになった。今回から新ヒロインとして吉高由里子の起用も決定。今夏には劇場版映画「真夏の方程式」が公開されることもあり、“ガリレオイヤー”の様相を呈してきた。

2007年に放送され高視聴率を記録した「ガリレオ」の続編では、東野圭吾氏の原作「ガリレオ」シリーズから、「ガリレオの苦悩」「聖女の救済」「虚像の道化師　ガリレオ7」「禁断の魔術　ガリレオ8」をドラマ化する。新たに湯川の“相棒”となる吉高は、警視庁捜査一課の女性刑事・岸谷美砂に扮する。原作にはないオリジナルキャラクターで、個性が強くデキる女を前面に出すSキャラだという。これまで柴咲コウが演じてきたヒロイン・内海薫から任務を引き継ぐ形になるそうで、ドラマ第1話には柴咲も登場する。

福山は、続編決定を受けて「もう少し早くできればと思っていたんですが……。1年間の連続ドラマが入っていたので遅くなってしまいました（笑）」とユーモアを交えて喜びを表現。新たな相棒となる吉高については、「天才肌の女優さんだと思います。初の刑事役ということもあり、言葉が難しいなか現場で苦戦していたようですが、仕上がりはそれをまったく感じさせない。天性の女優気質を持っていらっしゃるのではないでしょうか」と太鼓判を押す。

一方の吉高は、福山と初共演となるが「こんな日が来るとはと驚いています。現場では優しくも厳しくもあり、とことんストイックで素敵な方です。初めての刑事役、初めてのドラマと映画の連動作品が先輩である福山さんとご一緒させていただくことに、安心感と同時に幸せを感じます」とコメントを寄せた。

吉高にバトンタッチする柴咲も、「『ガリレオ』の一員、内海薫として、続編が決まりうれしく思います。変人物理学者の相手をするのは本当に大変なのですが……、先輩刑事として、後輩刑事の奮闘を応援しています」とエールを送る。

また、福山と吉高も出演する映画「真夏の方程式」のキャストも発表された。草薙俊平刑事役の北村一輝をはじめ、事件の鍵を握る女性・川畑成実役にはドラマ、映画での活躍が続く杏が出演。ほか、前田吟、風吹ジュン、白竜、塩見三省、山崎光、西田尚美、田中哲司の参戦も決まっている。

物語は、“手つかずの海”と呼ばれる美しい海、玻璃ヶ浦にある海底鉱物資源の開発計画の説明会に招かれた湯川は、「緑岩荘」という旅館に滞在することになる。そこで、両親の都合により夏休みを伯母一家が経営する旅館で過ごすことになった恭平と知り合った湯川だが、翌朝にもうひとりの宿泊客・塚原が港近くの堤防で変死体として発見されたことで、事件にかかわっていく。

「真夏の方程式」は、6月29日から全国で公開。