サンダンス映画祭の注目作品はVODに活路

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［映画.com ニュース］　インディペンデント映画の祭典サンダンス映画祭が開幕となるなか、アメリカでインディペンデント映画をめぐる状況が変わりつつあるとハリウッド・レポーター紙が報じた。

昨年のサンダンスで注目を集めたリチャード・ギア主演のクライムドラマ「アービトラージ」は全米興行成績800万ドルながら、劇場公開と同時にスタートしたビデオ・オン・デマンドで1400万ドルの収益を獲得。劇場公開と同時にビデオ・オン・デマンドで配信するなど自殺行為に等しいと批判があったが、オンデマンド配信のおかげで劇場に来ない層を獲得することができた。

また、ロサンゼルス・タイムズ紙によれば、キルステン・ダンスト主演のコメディ「バチェロレッテ　あの子が結婚するなんて！」も、劇場公開時の興収が100万ドル未満ながら、ビデオ・オン・デマンドで730万ドルの収益を得ることに成功。今年のサンダンス映画祭で注目を集める作品も、同じパターンを踏襲することになりそうだ。