スピルバーグ、「リンカーン」は「私の人生においても最も魅力的な人物」

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［映画.com ニュース］　ハリウッドを代表する巨匠スティーブン・スピルバーグ監督が、第70回ゴールデングローブ賞に最多7部門ノミネートを果たした最新作「リンカーン」への熱い思いを語った。

名優ダニエル・デイ＝ルイスが、アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンを熱演する伝記ドラマ。すべての人に自由な世界を実現しようと奴隷解放運動を推し進め、志半ばにして凶弾に倒れたリンカーンの生涯を、これまであまり語られなかったひとりの男としての側面から描き出す。奴隷制度廃止を訴えた共和党議員タデウス・スティーブンスにトミー・リー・ジョーンズ、リンカーンの妻メアリー・トッドにサリー・フィールド、息子のロバート・トッドにジョセフ・ゴードン＝レビットら豪華キャストがそろう。

構想・製作12年をかけて同作を完成させたスピルバーグ監督は、「彼は史上でも、私の人生においても最も魅力的な人物のひとり。4～5歳の時にリンカーン記念館で初めて見たあの巨大な像にひどく怯えたことを覚えている。でも、そばに近づいて彼の顔立ちにみとれた。あの瞬間を私は決して忘れなかったし、ずっと上の高いところで椅子に座っている人がどんな人だったのかと考えるようになったんだ」と念願の企画への思い入れを語った。

「リンカーン」は2013年4月19日より公開。